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ばんえい今期終了、馬券11%増116億円 単独開催で入場最多

馬券発売額が2年連続で前年を上回ったばんえい競馬。帯広競馬場の来場者数も07年の市単独開催以降最多になった(23日、金野和彦撮影)

 ばんえい競馬は24日、今年度の全日程(153日間)を終えた。馬券発売額は前年度比11・1%増の116億6264万円。帯広市の単独開催となった07年度以降では同年度(129億3397万円)に次ぐ多さとなり、2年連続で前年実績を上回った。インターネット発売は同24・2%増の59億4955万円と発売額全体の51%を占め、初めて5割を超えた。

 今年度は年末年始と年度末の開催を除き、140日間でナイター開催と薄暮開催を実施。前年度に比べ、ナイターと薄暮は計62日間増加した。

 ナイター、薄暮での開催を中心にしたことで、中央競馬(JRA)や他の地方競馬よりもレース時間を遅らせた。他の競馬開催が少ない時間帯に発売することで、インターネット発売が売り上げを下支えする形となった。深川場外の開設や琴似駅前場外、広域場外での発売日拡大も売り上げ増の要因となった。

 ネット発売の運営会社別では、オッズパーク(7重勝、5重勝除く)が同19・3%増の37億3894万円、楽天競馬を運営する競馬モールが同38・7%増の21億1921万円と大きな伸びを見せた。

 一方、帯広競馬場の入場者数も好調で、同5・7%(1万4612人)増の26万8693人と市単独開催後の7年間では最多となった。同競馬場での発売額は、同3・1%減の15億9959万円だった。

 競馬を主催する市は、昨年6月に始まったJRAの馬券発売や、映画「銀の匙(さじ) Silver Spoon」のロケ地となったことなどのPR効果を指摘。「家族連れなど、客層が年々幅広くなっている」(ばんえい振興室)としている。

 新年度のばんえい競馬は4月13日に開幕する。開催日数は今年度と同じ153日間。ナイターや薄暮の開催構成も、今年度と同様の日数を予定している。(深津慶太)

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