2024年4月号

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安心・とかちの暮らし(158)「海外から身に覚えのない荷物が届いたら」

 「身に覚えのない衣類や雑貨が送られてきた」「海外からの荷物がポストに投函されていた」などの相談が寄せられています。帯広消費者協会の協力で注意点などをまとめました。(Chai編集部)

◇事例
 海外から国際郵便で荷物が届いた。開けるとスカーフだけが入っており、請求書などは入っていない。これから請求されるのだろうか。届いたスカーフはどうすればいいのか。

◇回答
 身に覚えのない荷物が届いたときは、インターネットで注文してまだ届いていない商品がないか、家族も含めて確認しましょう。調べてみると「家族や友人からのプレゼントだった」「ショップからの景品だった」というケースも多くあります。いずれにも当てはまらない場合は、受け取り拒否が可能か配送業者に相談しましょう。

 届いた商品が海外ブランドの模倣品だった場合など、海外の発送元へ返品する行為は、中身によって関税法上の問題となることもあります。また誤配送を理由に、送り主から商品の返還を求められる可能性もないとは言いきれません。海外から届いた商品を受け取ったら、安易に返送することは避けて一定期間保管することが望ましいでしょう。

 代金を請求されても、身に覚えがない場合は支払う必要はありません。念のため、クレジットカード会社に請求が上がっていないか確認しましょう。先方から請求があったときは、クレジットカード会社に不正請求の可能性や、クレジット番号の変更などについて相談してください。

 疑問なことや困ったときには、お住いの消費生活相談窓口にご相談ください。

【相談窓口】
帯広市消費生活アドバイスセンター(とかちプラザ1F Tel:0155・22・8393)、またはお住まいの各町村消費者相談窓口か道立消費生活センター相談窓口(Tel:050・7505・0999)へ。なお、帯広消費者協会では、会員を募集しています。通常立ち入れないような施設を見学できたり、各種広報物の提供を受けられるなどの特典があります。年会費:1口2,000円 問:帯広消費者協会 Tel:0155・22・7161

安心・とかちの暮らし
暮らしの困りごとについて、帯広消費者協会の協力で事例を紹介する連載です。

※フリーマガジン「Chai」2022年4月号より。