2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

JA十勝池田町×Buono Piatto×Chai とかちの食材を食べよう

1月販売スタート(冬期限定)<カボチャのデニッシュ>約12cm 400円
 カボチャの収穫が始まるのは8〜9月ごろ、池田町では主に九重栗イレブン・黒皮マロン・ケントなどの品種を栽培している。守内農場で栽培しているのは、甘みが強くホクホクとした食感が特長の九重栗イレブン。この品種は冬至の時期に食べごろを迎える。硬い皮はラップをかけてレンジで加熱すると切りやすくなり、煮物や天ぷら用に切って冷凍保存しておくと調理しやすい。
 
 今回このカボチャをメニュー化したのは、「パンとお惣菜のブォーノピアット」。昨年3月に長年愛されてきた「カフェ ロゼッタ」が、テイクアウト専門店として店名を変えてリニューアルした店舗だ。

 「糖度が高いカボチャという印象。本来の甘さを味わってほしいので、余計な物は加えていません」と話す巴シェフ。十勝産小麦とバターで作るデニッシュ生地に、食感が残るよう粒を残して少量の生クリームを合わせたカボチャペーストを包んでいる。食べる前にトースターで20秒ほど焼けば、サクサクのデニッシュとなめらかなカボチャクリームの調和を楽しめるのでぜひ試してみてほしい。 

パンとお惣菜の店 Buono Piatto(ブォーノピアット)代表 巴真規さん


<パンとお惣菜の店 Buono Piatto>
帯広市東3条南10丁目17
Tel:0155・22・9424
営:11時~19時
休:木曜




JA十勝池田町青年部 部員 守内駿さん
 代々続く守内農場を守る4代目の駿さん。カボチャ栽培は、2代目の祖父から始まった。手作業で行う仕事が多く、想像以上に労力がかかる作物を家族で育てる。池田町で収穫された、安全・安心でおいしい野菜を全国の人に届けたいと願っている。


食材PICK UP
カボチャ

 春には苗を手作業で畑に植え、夏は実が日焼けしないよう気を配り、秋には実を傷つけないよう拾い集める。大きいもので1玉2キロを超える物も。



※フリーマガジン「Chai」2023年1月号より。
※撮影/スタジオ・イッセイ高橋一生。写真の無断転用は禁じます。