2024年4月号

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安心・とかちの暮らし(152)「『解約できない』『解約料が高額』スポーツ教室での契約トラブルに注意!!」

 健康の維持・増進やダイエットを理由にスポーツ教室を利用する人が増えています。その一方でトラブルも増加傾向に。「契約を急がされた」「予約の電話がつながらず利用できない」といった契約時や利用時のトラブルや、「やめられないと言われた」「高額な中途解約料を請求された」のような解約に関する相談も寄せられています。注意点などについて、帯広消費者協会の協力でまとめました。(Chai編集部)

◇事例
 オープンしたスポーツ教室で新規入会キャンペーンが行われていたので、割引料金で申し込みをした。3カ月後に退会を申し出ると、「キャンペーン価格で入会した場合、半年間はやめられない。やめる場合は違約金を支払ってもらう」と言われた。入会時にそのような説明を受けた覚えはない。

◇回答
 施設の利用方法や休会・退会などの手続き、解約時の料金精算方法は、契約時に渡される契約書面や規約に記載されています。記載内容を認識していなかったことで、後にトラブルにならないよう必ず確認しましょう。

 特にキャンペーンで入会金や月会費の割引を行っている契約においては、その条件として一定期間解約ができなかったり、中途解約時に違約金を請求される場合があったりするので注意が必要です。

 スポーツ教室などの店舗での契約は、原則としてクーリング・オフ制度はありません。安易に契約せず、契約をする際には書面や規約を必ず読んで内容をしっかり確認しましょう。不明な点はスタッフに説明を求め、十分に理解してから契約することをお薦めします。

 疑問に感じたことや困った時には、お近くの消費生活相談窓口にご相談ください。

【相談窓口】
帯広市消費生活アドバイスセンター(とかちプラザ1F Tel:0155・22・8393)、またはお住まいの各町村消費者相談窓口か道立消費生活センター相談窓口(Tel:050・7505・0999)へ。なお、帯広消費者協会では、会員を募集しています。通常立ち入れないような施設を見学できたり、各種広報物の提供を受けられるなどの特典があります。年会費:1口2,000円 問:帯広消費者協会Tel:0155・22・7161

安心・とかちの暮らし
暮らしの困りごとについて、帯広消費者協会の協力で事例を紹介する連載です。

※フリーマガジン「Chai」2021年10月号より。