2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon(79)「イギリスの クリスマス~年末年始」

 Happy New Year, Everyone! イギリス人は、大晦日にとにかく飲んで騒ぎます。元旦はイギリス中が二日酔い!?

 「明けましておめでとう」のあいさつも1月1日を過ぎるとほとんど交わしません。しかしクリスマスは、1カ月以上も前から“Have a lovely Christmas and A Happy New year!”(素敵なクリスマスと良い新年を迎えてね!)とあいさつを交わします。1月2日以降に会う職場の同僚や友人には“Did you have a good one?"(いい年越しをした?)というふうに声をかけるだけです。12月25日のクリスマスという日は、たった1日の祝日ですが、国民は数週間かけてお祝いの準備を楽しみ、クリスマスの飾り付けもそのままに新年を迎えます。しかし、新年の迎え方はシンプルで1月1日の朝を迎えると、“あの盛り上がりは夢だったのかも!?”と思うような静寂とクリスマス休暇の最終日という現実がお正月気分を消し去ります。

 ところが、北の大地、スコットランドでは、クリスマスよりも新年を盛大にお祝いするそうなので訪ねてみることにしました。毎年、1万人以上の観光客で賑う年末のイベントHogmanay(ホグマニー)と“蛍の光”をうたいながら年を越すそうです。

英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon
幕別町出身、英国Devon在住のマリノ みどりさんが英国の日常や文化などを紹介するChaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2022年1月号より。