いいものｆｒｏｍトカチ（１２）「ｔａｒｏｓａ　ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ（タロサコレクション）の『ミニチュアパンシリーズ』」

　緑に囲まれた「ボルドーの森」は、日常から離れた心落ち着く場所。そこにたたずむ小さな雑貨店が、タロサコレクションです。

　店に並ぶ品の多くは、店主・遠藤ゆうこさんの手作り。中でも人気なのが、樹脂粘土でできたミニチュアパンの雑貨です。パンの全長は１～２ｃｍほどですが、レジンやニスで表現した生地のツヤや、ラメを使った砂糖の質感は本物そっくり。細部まで作り込まれています。

　粘土にイースト菌を練り込んで焼き上げるなど、実物に近い風合いを追求し、工夫を重ねる遠藤さん。「お客さまの反応が楽しみ」とほほ笑みます。一つ一つ心を込めて作った品々からは、小麦の香りやのふわふわの食感まで伝わってくるようです。

＜遠藤ゆうこさん＞
帯広市出身。ｔａｒｏｓａ ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎで店主・森の管理人を務める。手芸好きな母親の影響で、幼い頃からもの作りに親しむ。独学でさまざまな手作業に挑戦し、ミニチュアフードのほか、木工細工や編み物などもこなす。８月３０日（日）には同店でイベント開催予定

＜ｔａｒｏｓａ　ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ＞
商品の問い合わせや購入は、同店（芽室町北明西９線１７－１６　ボルドーの森内　北明やまざと幼稚園近く）、Ｔｅｌ：０９０・２８７４・７２７２（土・日曜１０時～１６時営業）へ。体験．ｌａｂ＆Ｃａｆｅブリエ（帯広市）でも販売中

◆いいものｆｒｏｍトカチ
Ｍａｄｅ ｉｎ 十勝の良質な雑貨を紹介するＣｈａｉの連載です。

※フリーマガジン「Ｃｈａｉ」２０２０年９月号より。
※撮影／辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。