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話せない悩み、女子会で共有 ひきこもりUX会議

 対人関係や生きづらさを抱えた女性が集う「ひきこもりUX女子会」が3日、帯広市内のとかちプラザで開かれた=写真。ひきこもりや、性の悩みを経験した主催者が自身の体験談を話した。

 一般社団法人「ひきこもりUX会議」(横浜市)の主催。道内開催は札幌以外では初めて。2014年に、セクシャリティー(性的指向)や発達障害など何かしらの生きづらさを感じたメンバーが立ち上げ、16年から全国各地で「女子会」を開いている。

 この日は約15人が参加。帯広のフリースクール「自由学舎クラムボン」が開催に協力した。2部形式で行われ、第1部はひきこもりを経験した林恭子さん(代表理事)と、同性愛者の室井舞花さん(理事)の2人が自身の体験談を話した。

 林さんは16歳で不登校になり、半日出掛けると3日は休むような生活を送っていた。学校の理不尽な校則や母親との関係性の蓄積などが理由で、当時「これでは社会で生きていけない」と絶望したが、28歳ごろ同じような悩みを抱えている人は自分だけではないことを知り、安心感を得た。「今では女子会の開催で全国を回れるくらいまでになった。1人だと思って抱え込まないで」と話した。

 第2部は悩みを抱える人だけで話し合える場が設けられた。(牧内奏)

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