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豆腐で宇宙食開発 クリサポとかち来月発表会

宇宙食に対応できる商品の開発を進める丹治リーダー

JAXA認証目指し
 帯広地域雇用創出促進協議会(会長・相澤充市商工観光部長)は今年度から新たに、JAXA認証を目指せる「宇宙日本食」の開発に取り組んでいる。事業名は「クリサポとかち(CREATION SUPPORT TOKACHI)」。第一弾は「豆腐」で進めており、3月1日に事業者向けに発表会を開き、研究成果を披露する。

 同協議会は道中小企業家同友会とかち支部、とかち財団などで構成。クリサポは、宇宙日本食をはじめ、地域資源を発掘し、雇用につながる商品やサービスを開発、その技術を管内の事業者に提供する計画。

 厚労省の「実践型地域雇用創造事業」の委託を受け、昨秋に立ち上げた。元日本貿易振興機構(ジェトロ)帯広相談窓口アドバイザー、丹治幹男氏がプロジェクトリーダーを務める。

 十勝では、大樹町でインターステラテクノロジズ(IST)の観測ロケット打ち上げ実験が行われており、同友会などが宇宙食の研究会立ち上げも計画するなど、宇宙関連産業への関心が高まっているため、研究項目に掲げた。

 「宇宙飛行士が求めている、おかずとなる食品が現状はまだ少ないことや、十勝が大産地の大豆の消費拡大にもつながるため、豆腐に決めた」と丹治リーダー。詳細な商品説明は発表会で行う。委託期間の3年で3品程度提案する考え。

 宇宙食は常温で1・5年以上の賞味期限など商品化の条件が厳しく、認証を得るまでに長期間かかるため、参入は大手企業が多い。丹治リーダーは「うちで一定の技術を確立し、希望企業に技術移転することで、中小企業でも開発の道は開ける。その後も支援したり、関係機関につなげたりしたい」とする。

 発表会は午後1時10分~同3時10分、とかちプラザで開催。「冷凍プリン」なども披露する。定員50人。申し込みは26日までにクリサポ(0155・67・8159)へ。(佐藤いづみ)

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