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三が日 穏やかに

「穏やかな1年でありますように」。願いを込め、手を合わせる参拝者(1日、帯廣神社で。新井拓海撮影)

帯廣神社に4・5万人
 今年の正月三が日は天候にも恵まれ、帯広市内の商業施設や映画館などが家族連れで混雑したほか、各地の神社も初詣の参拝客でにぎわった。管内では大きな事件・事故もなく、穏やかで活気に満ちた新年の始まりとなった。
(松村智裕、池谷智仁、大木祐介、松田亜弓)

音更は3万人 初詣
 帯廣神社(大野清徳宮司)では、3日間で昨年より2000人少ない約4万5000人が参拝。家族連れなどが社殿前で手を合わせ、お守りや御神矢(ごしんや)を求める姿も多くあった。

 音更神社(佐々木敬宮司)では3日間で前年並みの3万人が参拝。同神社の齋藤智教権禰宜(ごんねぎ)は「朝や夜の時間帯は寒さもあって年々参拝者が減っている印象だが、日中の境内は夕方まで人であふれた」と話す。十勝川温泉の宿泊客など、道内外からの参拝客も多く見られたという。

初売り前年超え 大型店
 大型店の初売りも好調だった。2日が初売りの藤丸(藤本長章社長)は「客数は前年並み。売り上げは昨年に比べ好調に推移している」(営業企画課)とし、同日始まった「岩合光昭写真展~ねこ歩き~」の人気も来客者数に一役買っているという。福袋は5000個を用意。338万円相当の宝石類が入った創業117周年記念の「117万円福袋」が売れるなど、例年以上に人気を集めている。

 イトーヨーカドー帯広店(稲田町南8線、増川明倫店長)では、先着500人がくじを引ける元日の「500本引き」が人気を集め、開店1時間ほど前から並ぶ人がいた。平林吉道副店長は「福袋や子ども向けの縁日イベントも好評。正月のごちそう、おもちゃなどを買い求める人が多く、客数、売り上げは昨年以上」と話す。

「君の名は。」満席 娯楽施設
 映画館のシネマ太陽帯広(西3南11、柏浦亜紀恵統括マネジャー)は三が日、例年並みの来場者でにぎわった。ロングヒット中の「君の名は。」は96席のシアターで1日2回上映を行い、満席が続いた。「年末の紅白で主題歌が歌われたことも大きい」(永見育恵主任)という。

 「バイオハザード ザ・ファイナル」「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」も人気で満席の時間帯も。「映画妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」には家族連れが詰め掛けた。「映画サービスデーの元日より、3日の方がお客さんが多かった」(同)。

 ボウリング場の帯広スズランボウル(稲田町南8線西12、速水敏彦支配人)も家族連れなどで大にぎわい。「三が日では2日が最も混雑し、待っていただく時間帯もあった」(同ボウル)としている。

気温は低め 気象
 管内は一部で曇りの日もあったが、全般に晴れの日が多く、穏やかな新年の幕開けとなった。ただ、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響で、1~3日とも気温は低く推移。特に1日の帯広の最低気温は平年より5・3度低い氷点下17・2度、最高気温も同4・5度低い同5・3度にとどまった。

物損は65件 事件・事故
 十勝管内で発生した3日間の交通事故件数(4日現在の速報値)は、帯広署管内が55件(いずれも物損)。その他の署管内別もいずれも物損で、池田と新得各3件、広尾4件。本別では発生しなかった。芽室町内では1日に住宅火災があり、3人がやけどを負って病院に運ばれた。

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