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JA豊頃が種イモ新貯蔵庫

国事業を活用 6.5億円で
既存10施設を集約 年内に完成
 【豊頃】JA豊頃町(山口良一組合長)は今年、町内に分散し老朽化していた種子用ジャガイモの選別貯蔵施設を集約し、品質を良好に保つ新施設を建設する。国の産地パワーアップ事業を活用し、年内に完成の見通し。

 新施設「種子バレイショ選別貯蔵施設」は総事業費約6億5000万円。産地パワーアップ事業の対象となる部分には国から半額補助を受けるため、18日午後に開かれた町議会臨時会の一般補正予算で3億円超の農業振興事業費が可決された。

 同JAの種イモは町内10カ所に分散し、築40年近くたつ建物もある。フレコンバッグで貯蔵しており、下段の種イモは重圧で品質劣化も見られるという課題があった。

 新施設は町幌岡にある同JAの野菜選果施設の西側に鉄骨造り1階建て床面積約1350平方メートルで予定する。貯蔵量は町内10カ所の合計とほぼ同じ約2000トン。コンテナを使った貯蔵形態となるため、重圧によるイモの劣化を軽減できる。

 選別機械も町内2カ所にあったものを新施設に隣接する既存の建物内に、新たに導入し選別効率を高める。

 着工は4月中旬ごろを予定。山口組合長は「種イモを一元管理することで効率良く、良質な種イモを貯蔵、供給することができるようになる」と話す。(関坂典生)

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