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面積抑えた分安く 中札内村「ときわ野」第4次分譲

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若年世代の定住促す 2カ月で8区画売却
 【中札内】村が分譲する住宅地「ヴィレッジときわ野」は、第4次分譲の開始から約2カ月が経過し、30区画のうち8区画の売却が決まった。第1~第3次で分譲した区画を含めると計78区画。第4次は過去に比べ、1区画の面積を小さくすることで価格を抑え、村は若年世帯の購入につなげたい考えだ。

 ヴィレッジときわ野は、道の駅なかさつない南側の国道236号沿いに位置。北側に小・中学校やスーパーマーケットが集積する立地の良さから、2008年販売開始の第1次(26区画)、09年の第2次(23区画)、14年の第3次(21区画)の計70区画が完売した。

 第4次の分譲地は、過去3回の分譲地の東側に位置し、住所は村常磐基線246ノ69~98。1区画の面積は374・35~410・48平方メートル。過去3回の最小区画は409・33平方メートルであり、それに比べて面積を小さくし、販売価格を242万1000~260万4000円と、200万円台に抑えた。

 既に売却が決まった8区画のうち4区画は、帯広市内と本州からの移住予定者に分譲した。世帯主の年齢は30~50代が各2世帯、20代と80代が各1世帯。未就学児がいる世帯は5世帯ある。村総務課は「冬場の分譲開始だったが、想定よりも順調な滑り出し。これまでに入居した世帯からの紹介で移住したケースもあった」とする。

 村では、世帯主または配偶者が40歳未満か、中学生以下の子どもがいる世帯が新築した場合に50万円を助成する「移住促進奨励金」、独自の建築基準に適合した場合に50万~80万円を助成する「中札内スタイル住宅建設奨励金」を設定。固定資産税相当額を新築後5年間助成する制度と併せ、村内への移住・定住を図りたい考えだ。問い合わせは村総務課(0155・67・2311)へ。(深津慶太)

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