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水求め住民が列 自衛隊が給水支援

水を求めて給水所に集まる新得町の住民(8月31日、金野和彦撮影)

 【新得】十勝管内の被災地では各地で断水も起き、自治体の要請を受けた自衛隊による給水活動が行われている。

 市街地や屈足地区など2636戸が断水した新得町内では、町を通じて自衛隊に災害派遣を要請し、陸上自衛隊鹿追駐屯地などが給水活動を行っている。

 町公民館前では1日午前7時から、住民がポリタンクを手に列を作っていた。台車を押しながらタンクを10個単位で運び、給水を受ける住民も。高橋昭吾さん(70)は「水洗トイレの水が一番困る。一日も早く普通の日常を取り戻したい」と困惑していた。

 町公民館の他、越中屋跡臨時駐車場、新得小学校、屈足総合会館、ココロコ十勝の5カ所で、午前7時から午後8時に臨時給水場を設けている。

 また、施設や老人ホームなど町内26施設・50カ所に仮設トイレを設置している。通水のめどは立っていない。

第5旅団は3町で出動
 台風10号による十勝管内の大雨災害を受けて、陸上自衛隊第5旅団(司令部・帯広)の各部隊が給水支援などに当たっている。

 1日は大樹、清水、新得の3町に、隊員約50人と、飲料水を積んだトレーラーやタンクなどの車両約25台が出動し、断水地区で飲料水の供給を行っている。大樹町幸徳のヌビナイ橋でRVごと転落して行方不明になっている男性(28)の捜索も、第5飛行隊がヘリを使って続けている。

 31日は午前4時に芽室町から要請を受理し、隊員40人と車両8台、ボート5台を出動させ、取り残された住民の救助に当たった。



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