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カムイ型ロケット打ち上げ、海上回収技術実験へ

 【大樹】NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌)は23日午前、町多目的航空公園東側の海岸沿いでCAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケットを打ち上げ、海上回収技術の実験を行う。前回(3月)に続き、堀江貴文ライブドア元社長が創業者の事業会社「SNS社」(東京)が開発した小型液体ロケットも打ち上げる。実験規模が大きいため、いずれも一般見学は受け入れない。

 カムイ型ロケットは、ポリエチレンと液体酸素を推進剤とする小型ハイブリッドロケット。HASTICは2007年にも海上回収技術を実験目的に同ロケットを打ち上げているが、電波発信機の故障により課題が残った。

 今回は電波発信機による回収に加え、無線伝送のデータ取得、2段階パラシュートを用いた着水などを試し、同技術の実用化を目指す。同型の機体を2機飛ばす計画で、到達高度は1・5キロを予定している。

 SNS社のロケットは、堀江元社長が証券取引法違反の罪で6月に収監されて以降初めての打ち上げとなる。エチルアルコールと液体酸素の組み合わせを推進剤とし、機体1機を前回の3・2倍ほどに当たる高さ1・5キロまで上昇させる。堀江元社長は上告棄却後の記者会見でSNS社の宇宙事業について、「仲間たちが継続してくれる。これまで通り進める」と述べていた。(佐藤圭史)

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