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大樹・カムイロケット実験「2段階減速」成功

2段階減速技術の試験で打ち上げられるロケット(下、22日午前9時45分すぎ、折原徹也撮影)と、減速のため上空で2回に分けて開いたパラシュート(上、同、同)

 【大樹】NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌)は22日、CAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケットの打ち上げ実験を町多目的航空公園付近の原野で実施した。ロケットの落下時、パラシュートを2回に分けて開き、より安定した減速を実現させる「2段階減速技術」を成功させた。

 同ロケットは、ポリエチレンと液体酸素を推進剤とする安全性の高い無火薬式。昨年12月に同所で行った実験では、パラシュートの2回目が開かない不具合が生じた。今回は同ロケットの設計を微調整した上で再試験した。

 この日は午前9時45分と同11時45分に計2基を打ち上げ、いずれも秒速120メートルほどで高度約500メートルに達した後、2つのパラシュートがうまく作動した。打ち上げ保安責任者の永田晴紀・北大大学院教授は「予想以上の出来で、次につながる。今後はより大きな機体で実験を進めていきたい」と話していた。(佐藤圭史)

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