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最高高度7.4キロに到達、カムイ型ロケット

大空へ打ち上がるカムイ型ロケット(28日午前8時5分、折原徹也撮影)

 【大樹】NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌)は28日午前、町多目的公園東側周辺でCAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケットによる高高度飛翔及び回収実験と超音速飛行実験を行った。開発10年目を迎えた今年は過去最大規模のロケット打ち上げに挑み、従来の最高高度の倍に当たる7.4キロを達成(暫定)。着水後の回収も無事に成功した。

 開発10年目の節目を迎えた今年のカムイは目標高度を従来(3.5キロ)の倍の7キロにした。機体の大きさも(全長4メートル、重量79キロ)、エンジンの推力(600キロ)ともに過去最大級。いずれも当初の設定からは一部変更された。

 午前8時5分に打ち上げられたロケットは加速途中で機体の一部が破損したが、過去最高高度の7.4キロ(暫定)に到達。高度3.5キロが音速を超えるラインであるとされていることから、超音速飛行も成功したものとみられる。発射4分後、射点東側の大樹沖6キロに着水。大樹漁協の協力で無事に回収した。

 打ち上げ実施責任者の永田晴紀北大教授は「想定通りの高さが出た。貴重なデータを得られた」と振り返った。推力1トンのロケット開発に向けて今年度中に地上燃焼試験を行う予定。(関根弘貴)

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