カルビ味濃厚うまい、池田小児童考案 スナック菓子試食
【池田】大手食品メーカーのカルビー(東京)が全国の小学生から募集したスナック菓子の商品企画事業で、池田小学校(河合進一校長)の6年生38人が提案し「良案」に選ばれた「サッポロポテト バーベQあじ カルビーのカルビ味」が新年度にも商品化されることになり、20日、同校に実際の商品が届いた。児童は早速試食して味を確かめ、自分たちのアイデアの実現を喜んだ。
同社は3年目の事業として昨年、小学生の食べたい味とキャッチコピーを全国で募集。全国から集まった約600件のうち、池田小児童の提案が宮城県、京都市の学校とともに「良案」3件の1つに選ばれた。昨年10月、同社の開発担当者が同校を訪れ、体験授業として児童と一緒に味や袋のデザインなどについて話し合った。
この日は表彰式を兼ねて同社マーケティング本部の担当者3人が来校。「カルビ味」のアイデアを直接考案したグループの1人、高柳胡太君(12)に表彰状が手渡され、同じグループの佐々木陽之君(12)と西部晴翔君(12)がくす玉を割って商品化を祝った。
この後、実際の商品100箱(1箱12袋入り、計1200袋)が贈呈され、子供たちが袋を開けて試食した。味は焼き肉のたれ風味で、袋には児童が描いたイラストを一部採用、裏側には考案した6年生の集合写真も印刷されている。丸山友輔君(12)は「肉の味が濃くておいしかった」と笑顔を見せ、佐々木君は「家族にもぜひ食べさせてあげたい」と話した。
同社によると、「カルビ味」は新年度中にも全国発売する方向で検討、調整しているという。(井上朋一、水上由美通信員)
◆「サッポロポテト バーベQあじ カルビーのカルビ味」について
・児童提案のカルビー商品で体験授業 池田小-十勝毎日新聞電子版(2014/10/05)
◆企画について
・クラスみんなでサッポロポテトの新商品をつくろう!-カルビー株式会社
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・カルビ味濃厚うまい、池田小児童考案 スナック菓子試食-かちまいフォトサービス